本日、You-学舎太秦教室所属の中学3年生の学年末テストが始まりました。中3の学年末テストは受験する高校や受験の形式によって扱いが違うので、力を入れて勉強をしている子、現状維持を狙う子、学年末テストを放り出して受験勉強をしている子…いつもとは少し違う雰囲気なのが特徴です。

私立高校が第一志望

入試では12月時点の成績を見られます。学年末テストの点数は1点も加味されない…それが京都の私立高校受験です。

私立高校を第一志望としている子たちにとって学年末テストよりも2月10日に本番を迎える受験勉強が優先です。とはいえ、今回の試験範囲は重要事項だらけ。英語は関係代名詞、数学は三平方の定理、社会は政治経済、理科は酸アルカリや天体が範囲。学校のテストが解けないで、入試で得点できるはずがありません。12月に全カリキュラムが終了している生徒がほとんどなので、学校の課題や問題集は受験に向けて復習とばかりにささっと済ませてしまい、塾で使っている教材で応用問題に取り組んでいます。

公立高校前期入試が第一志望、私立高校が第二志望

私立高校と同じく、入試で使うのは12月の成績です。第一志望が公立高校前期入試、第二志望が私立高校という子たちも、本番まですでに1ヶ月をきった公立高校前期入試の方が優先。とはいえ入試で受験する科目の基礎の確認や用語の暗記は入試でも活用できることなので、抜かりなく取り組んでもらいました。ただし、時間はそこまで使いません。入試に向けて苦手単元を復習したり、過去問演習をすることを優先して大丈夫です。

公立高校中期入試が第一志望、もしくは受ける可能性がある

公立高校中期入試は、京都の入試で唯一学年末テストの結果までを含んだ内申点を入試で使います。「入試前の忙しい時に~!」と言いたくなるかもしれませんが、公立高校中期入試の試験日は3月上旬。私立高校入試と比べたら1ヶ月近く先です。まだ大丈夫。むしろ学年末テストは成績を上げる最後のチャンスと前向きにとらえてがんばっています。モチベーションが下がった時には、「実技科目は2倍」と唱えて、実技科目の勉強を頑張りましょう。

学年末テストで頑張るべき科目は…?

学年末の成績は、今回のテストだけではなく1年分の成績で決まります。ということは、例えば1学期に3、2学期も3だった科目を4に上げようと思ったら今回5をとるくらいの点数をとらなくてはいけません。ちょっと難しい気がしませんか…?1学期に3、2学期に4だった科目を4にキープしようと思ったら今回は4.5(実際にはありませんが…)をとれるくらいの点数が必要ということになります。

つまり、1学期、2学期で成績が同じ科目はかなり頑張らないと上がらない、1学期、2学期で違う成績の科目こそ頑張る価値がある、ということです。テストの実際の点数によっては、例外もあるので、一番確実なのは学校の科目担当の先生に個別に相談してみることです。担任の先生は、自分の担当科目以外のことは意外と知らないこともあるので、注意してくださいね。

実技科目は…?

公立高校中期入試を受ける可能性があるなら頑張ってください。実技科目の内申は2倍換算されますよ!

ただし、公立高校の中期入試を受ける可能性がない人は、今回ばかりは実技科目のことは放っておいても大丈夫です。こんなことを言ったら学校の先生に叱られてしまうかもしれませんが、どう考えても音楽や美術、保健体育、技術家庭科の成績よりも、入試の方が優先度は高いです。不安になる気持ちもわかりますが、公立高校中期入試を受験しないなら大丈夫です。

学年末テストが終わったら

今回は、「テストが終わった~」と言って、ゆっくりしてはいけません。テストが終わったら、「やっと受験勉強に専念できる~」と言ってほしいところです。さあ、次は入試本番です。試験まで残りわずかな期間を無駄にしないように過ごしましょうね!