成績がいい子はどうやって勉強している?

西ノ京中学、朱雀中学、西院中学の1・2年生の学年末テスト対策中です。2/15(土)2/16(日)は朝10時~18時までテストキャンプ(テスト直前の集中特訓)を実施しています。中学3年生の公立前期直前なので、受験生が集中して取り組めるように、1・2年生の席配置は普段以上に気を使いました。

さて、テスト前は多くの生徒が自習に来て教室でテスト勉強をしています。その様子を見ていると、いくつかパターンがあります。

①ノートまとめをしている

②教科書や解説で調べながら、問題集を解いている

③何も見ないで問題集を解いている

大きく分けるとこの3パターンになりそうです。(テスト1週間前に学校の提出物をしているのは、遅すぎます…)

①のノートまとめも②の問題集を何か調べながら解くのも、一見しっかりと勉強をしているようなのですが、成績上位層の生徒たちを見ていると、ほとんどの子たちがパターン③のスタイルです。

ノートまとめは作業になりがち

①のノートまとめ、実はものすごく大変な作業です。

「関心・意欲・態度」の評価をするために理科や社会のノートまとめをさせる学校が多いですが、社会や理科の教科書ってよくまとまっているので、さらにポイントを絞ってまとめるには実は高い学力が必要です。

なんとなく太字を写したり、教科書の表を写したりして単なる作業になっていて、自分で書いたことを覚えていないのは、中学生あるあるです。

特に女の子は色ペンを駆使してきれいな「作品」を仕上げて満足しているというパターンもありますね。絵心がある生徒はなぜか肖像画をきれいに模写していることも・・・。現実逃避ですね。やめましょう。

また、問題集を解くのは頭を使いますが、ノートまとめは作業をしているだけでいいので、頭を使わないけれど勉強している気分になるし、時間も過ぎていくのでなんとなく達成感もあるのです。うちの子、勉強時間はかけているようだけど成績が上がらないなあ、なんていう場合は勉強ではなく作業をしているだけかもしれません。

調べながら問題を解くと、自力で解けたかどうか分からなくなる

では、②の資料や教科書を見ながら問題を解くのは、どうでしょうか?

ノートまとめよりは頭を使いますが、調べて問題を解いたのか、自分の頭に入っていたことを書いたのか、区別がつかなくなるのです。そして、調べて問題を解いたから答え合わせをすると丸が並ぶのです。気分がいいですし、できたような気がします。

でも、なかなか点数にはつながりません。。アウトプットするときは何も見ないのが鉄則です。

間違えた問題にはいさぎよく×をつけよう

③の何も見ないで問題を解くのが、一番大変ですが力がつきます。そして、間違えた問題は潔く×をつけるのが大切です。

消しゴムで間違いを消して、分かったからと丸をつけてしまう子も多いのですが、絶対にやめてほしいのです。自力で正解できた問題と間違えて問題の区別をつけておけば、間違えた問題だけ覚えなおせばいいので効率がいいです。

解きなおすときは全部の問題を解くのがおススメですが、時間がなければ間違った問題だけでも構いません。

勉強はインプットよりもアウトプットが大切です。インプット<アウトプットになるように勉強してくださいね。