新コースモニター授業本格始動!

京都の西院教室と大阪の千里山教室で1月後半から始まった「論理力・思考力コース(仮)」のモニター授業に続き、茨木教室と南茨木教室で「英検・漢検コース」のモニター授業が今週からスタートしました。

新コース立ち上げのきっかけ

5年前にYou-学舎では長年培ってきた指導技術を新しい形で提供出来ないかと、Skypeを利用して海外在住のお子さまに向けた指導を始めました。海外子女の方々を指導していると今まで想像していたものとは違った実像が見えてきましたし、目の前にいる生徒への指導についてもあらためて考えるところが出てきました。

 

海外子女指導で見えたもの

海外子女(帰国子女)というと皆さんは「日本語以外の言葉も話せてうらやましい」と思われるでしょう。しかし、彼ら彼女らには海外に行っている間の日本語の発達、日本での様々な文化的経験が抜け落ちるというハンデもあります。海外のお子さまの教育サポートをしている海外子女教育振興財団でも「母語の順当な発達は、健全な人格形成の基礎」だとし、日本語保持を強く勧めています。変な話ではありますが、海外在住の生徒たちを見て、国内にいる生徒にとっての「日本語」「国語」の重要性を再認識することとなりました。

 

日本の伝統的学習+α=∞の可能性

一方、私達は海外子女の方々を通して海外での学校教育を知る機会も増えました。国によって特徴も様々ですが、例えば数学(算数)の図形の体積を勉強するにあたり、日本ではまず公式を覚え、あとは公式を使いこなす練習に時間をかけるのに対して、アメリカなどでは何故そういう公式になるのかを考えさせることに時間をかけるという違いがあります。

 

日本と海外の勉強の違いに興味がありましたらこちらもお読みください
【海外子女】日本と海外の算数・数学で無敵に

 

どちらがいいというのではなく、両方兼ね備えることがベストです。日本では当たり前の小学時代の「計算ドリル」ですが、海外ではそれほど手計算に重きを置かず計算機を使うそうです。確かに計算機を使えば一発で答えが出てくるものをわざわざ…とも思われるかもしれませんが、子供たちを指導していて感じるのは「処理能力」も学習していくうえで必要な要素だということです。

また「丸暗記」の学習に対して批判の声がありますが、暗記が悪いのではなく、暗記で終わってしまうからダメだというだけです。考えるにしても全く何も入ってない頭で何が出来るというのでしょう。知識を蓄積することはとても大事なことです。

伝統的な日本の学習である「計算」や「暗記」に今まで弱かった「考える力」を伸ばす学習が加われば「鬼に金棒」、日本の子供たちの未来が明かるくなるのではないでしょうか。

 

日本人にとって英語は「道具」に過ぎないが「武器」にはなる!

そして「英語」について海外子女の方々を見て感じることは、先に書いたリスク(日本語の抜け落ち)はあるにしても「武器」になることは間違いないということです。社会に出てからだけでなく就学中にもメリットはあります。近年中学、高校の受験でも英検の級によって加点がなされることがあります。大阪府公立高校入試では英検2級を持っていれば90点満点の80%、つまり72点に換算されます。北野高校の英語の合格者平均がちょうど72点であることから考えても、これは大きな武器です。

日本に住んでいる私たちにとって英語はあくまでも「道具」です。道具はその性能が数値化されていれば利用する場面も増え、説得力も増します。そういう点で英語の力を英検をはじめてとする民間試験を受けることは有用であると考えます。

 

You-学舎が未来の大人のために出来ること

今の子供たちは、親世代が子供のころに想像もしなかった便利なものを当たり前のように使いこなしています。しかし正直に申しますと私は羨ましいと思うより先に「今の子は大変だな。先に生まれていてよかった」と思ってしまいます。技術が発達すればするほど世の中の変化も加速し続けるはずです。そんなこれからの社会で生きていく子供たちに「あとはヨロシク」とすべてを丸投げにするわけにはいきません。

これからの社会を生きていくうえで間違いなく必要になっていく「思考力」「英語力」そしてその2つの力をつかさどる「国語力」の育成に力を入れることがこれからのYou-学舎の務めだと考えています。

 

モニター授業の様子をぜひのぞいてみてください!

https://www.yougakusya.com/news/archives/6809

 

モニター授業実施中!

ご興味がある方はお電話ください。

「論理力・思考力」
千里山教室 06-6380-3135

西院教室 075-315-5248

「英検・漢検」
茨木教室 072-638-0804