3月にしておきべきこと
そろそろ学年末テストが終わった学校もあるかと思います。
テストが終わったら、もちろん「テスト直し」を必ずやってください。出来れば返却されたその日に。
テスト直しは、まったく歯が立たなかった問題を解けるようにするためのものではなくて、本来ならばとれたのに落とした問題や、時間をかければ取れたのに時間が足りなくて手が出せなかった問題をきちんとやり直すことに意味があります。
返却されて「あ~~っ、取れたはずなのに!」と悔しい気持ちがあるうちに見直しをすべきです。記憶というのはインパクトがある方が定着しますから。
4月になってから…ではなく
3月初旬というと小学校でもそろそろ教科書の内容がすべて終わってしまっているところが多く、春休みまで今までの復習をしていくようです。中・高も学年末テストが終わってからはそれほど授業は進まなくなります。
カレンダー的には春休みはどこも24日あたりからです。まあその間にリクレーションや卒業式の練習など学校行事も入るわけですが、約3週間ほどは放っておくとお勉強のテンションが下がる恐れがあります。
特にせかす必要はありませんが、新学期に爆発的に飛躍をしたいのであれば、この3月の過ごし方は「鍵」となるでしょう。
日本人は「4月=新学期」からコトを始める癖がついています。そりゃそうですよね、小学校、いや幼稚園や保育園から4月から始まる生活を続けてきたわけですから。
機が熟すまで待つことも時には必要。しかし、勉強に関しては「早くし過ぎて損した」ということはあまりありません。
4月に入れば誰もが気持ちも新たに走り出すのですから、同じスタートを切ったのでは差が付きません。この貴重な3週間を使わない手はありません!
春の勉強は何をしたらいいのか?
新学期に入る前に今の学年の復習をしておくべきだという考えに異論はありませんが、復習が必要な苦手分野というのはちょっとやそっとでは改善しません。またせっかく復習してもしばらく触らなくなるとすぐ忘れます。復習するのであれば、新学期にも必ず使う計算や英単語や文法など必要最低限のことは時間をかける価値はあります。しかし例えば中学生の場合、3学期でやった数学の図形は学年が上がって半年ほどは使いません(受験生は例外)
同じ時間を使うのであれば新学期の予習に力を入れた方がいいと思います。
どの学年でも新学期からしばらくの内容は易しくなります(前学年の3学期に比べると、ですが)。
同じ力を入れたとしても3学期より1学期の方が結果がグッと伸びやすく、ここで波に乗ると自信がつきます。自信がつくと今まで苦手だったことにもチャレンジしてみようという前向きな気持ちも生まれてきます。
リセットを演出することできっかけを作る
学年が変わったからといって、進学したからといって別人になる訳ではありません。しかし人間は一瞬にして気持ちを変えることができ、気持ちが変わることで行動も変えることが出来ます。
3学期に思うような結果が出なかったとして、それをなかったことにするのはよくありません。改善すべき点はしっかり検証して、それをもとにして先へのチャンスをお子さんに見せてあげてください。そうすることでお子さんは「よし!やってみる!!」という明るい闘志を燃やすことが出来るのです。
明るい闘志は100の教えに勝ると私は思います。
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