2020年幻の1学期中間テスト

例年、1学期は中学1~3年とも数学は計算から始まります。英語については1年は学習し始めたばかりなのでアルファベットと簡単な単語が中心、2年、3年は全学年の文法の復習から始まります。

つまり1学期中間テストはしっかり準備すればグッと点を伸ばすことができ、自信を持って新学期をスタートすることができる大切なテストです。…いや、でした。

そう、今年はまだほとんどの学生が新学期もむかえていなければ、授業も進んでいない。よって今年は1学期の中間テストはありません。

 

テストが減ったからと喜んではいられない!

テストがなくなると生徒たちは「ラッキー!」と思うかもしれませんが、ラッキーではなくアンラッキーです。

だって、1年間のうちで一番簡単に点数がとりやすく、内申点が稼げるテストが幻となってしまったのですから。

You-学舎では毎年1学期間の内容を春期講習から予習を進め、テストの準備をしています。今年もコロナ騒動の中、皆がんばって予習をしてきたのに、その成果が試すことができない!

やっぱりアンラッキーです。

 

テストは褒められたり怒られたりするためのものではない

ところでテストは何のためにあるのでしょうか?

テストは「どこまで理解が出来ているかをはかる」ためのものです。

高得点であればあるほど「理解が出来ている」ことが証明されたことになります。

もちろんいい点を取ることに越したことはありませんが、私は「何がわかっていないかをあぶりだす」ことも大事だと思います。

点数という「結果」だけで褒められてうれしい、怒られて嫌だ…で終わってしまってはテストの意味が半減します。

重要なのは「ここまではわかった」「ここはわかったつもりだったがわかっていなかった」ことをはっきりと形にして、保護者のみなさんに、教える先生に、そして自分自身に見せることです。そしてその結果を次に活かすことです。

 

理解度をはっきりさせないまま期末テストをむかえるのは怖い!

今回、中間テストが無くなるとどういうことになるか?

本来中間テストの範囲になるところがスライドするのは確かですが、やはり遅れを取り戻そうとハイペースで授業が進むことも考えられます。1学期の内容は点が取りやすい内容ではありますが、大事な基礎でもあるので、ここでつまずくのはマズいでしょう。

せっかく予習を進めてきて、その場その場ではわかったつもりになっていても、どこかにほころびがあるかもしれません。やはり一旦区切りをつけて理解度を確認しておくべきだと思いました。

よって、You-学舎の中学生にはとりあえず英語と数学限定で独自の「中間テスト」を実施いたします!

 

範囲

【数学】

1年生…正負の数の加減(足し算引き算)の終わりまで

2年生…1章(文字式)全部

3年生…因数分解(式の利用の前)まで

 

【英語】

全学年 Lesson1~2(教科書の単語や表現も出ます)

 

テストで理解できていない所は授業でまたしっかり振り返りをしますからご安心を!

 

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