6月も2週目に入りました。

 

学校も今週いっぱいは分散登校となりますが、

来週からはクラブ活動も始まると聞いていますが、

みなさんいかがですか。

 

ことわざって奥が深い

 

聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥

(きくはいっときのはじ きかぬはいっしょうのはじ)

 

皆さんも一度は聞いたことがあることわざではないでしょうか。

 

特に学校だと、みんな分かってそうだし、その中で質問するのは恥ずかしい。

誰もが経験することかもしれません。

 

このことわざの意味は

 

つまり、知らないことを聞かずに放っておくことが、実は恥であるという意味にもなります。

 

私も「そんなことも分からないのか?」、「何も考えんと人に聞いてばっかりやな」、「前も同じこと言ったけど」と

言われたことはあります。結構傷つきましたし、なんでそう言い方しかできひんのかな、この人はそれが言えるくらい完璧なんかな、

でもそういえば言ってたかな?と反省したり、自分にも相手にもイライラすることもありました。(まぁ、私の親なんですけど。)

 

しかし、やっぱり分からないことは、きちんと怒られても何言われてもいいから質問しておくという姿勢は今でも変わっていません。

 

 

とりあえず「聞く・質問する」という姿勢

 

「先生、これ分からへんし教えて」と質問されること。

結構あります。私は、そういう場面の時に、学年によって「1回調べてみた?」と聞くことがあります。

 

中学生1年生とかですと、まだどうやって調べたらいいか分からないから、

とりあえず先生や私に聞くというのは良いことです。

むしろ、分からないと言ってくれて助かると思っています。

 

恥ずかしがらずに聞いてくれたわけなので、

「まずはこの説明を読んで分からないところをもう一度先生に質問してね」としばらく調べてもらいます。

 

 

すると案外、「読んだら分かったわ」と言って気持ちよく席に戻る生徒が多いこと。

「次からは、どこを調べていいか分からなかったら聞いてね」と言えるので、

だんだん自分で調べて勉強する習慣ができてくるわけです。

 

 

コロナのために良くも悪くも、お家で勉強せざるを得なかった生徒たちですが、

このやり方で随分自分の勉強のスタイルが固まった生徒が多いのも顕著でした。

 

主体的に行動できるって、とっても大切です。

それは、勉強だけでなく、将来仕事をするときもそうですし、「受け身な姿勢」でいなくて済みます。

 

 

「自分で一旦調べてから質問する」という姿勢

 

これは、とりあえず「聞く・質問する」ことをクリアした人向けでしょうね。

 

「聞く・質問できる」という行動ができたことは、評価するべきです。

恥を捨てて質問してくれたわけなので、これはこちらの腕の見せ所とばかりに

解説をしたくなるわけですが、これも「調べたあと」、「分からなかったところ」を

質問することが出来ればパーフェクトですね。

 

質問の仕方が分からないなら、まずは質問してみる。はGood。

調べて、学習して、そのあとに疑問に思ったことを質問する。はBetter。

 

 

「良い質問」と「悪い質問」

 

下のAさんとBさんの質問の仕方(質問力)、

どちらが高いでしょうか。

 

A:「先生、テキストのこの問題が分からへんかったから、

もう一度例題を解き直してみてから、この問題をやってみたんやけど、

この部分が何でこうなるかが分からへんから教えてください」

 

B:「先生、これ教えて」

 

 

ここまでのお話を読んでくれた方なら、

Aさんが「良い質問」の仕方だとわかるはずです。

 

 

とはいえ、苦手な科目だったら、なにを聞いても読んでも

全然入ってこなくて、こんなにうまく質問できない!と思う人も多いと思います。

 

始めからうまい質問の仕方ができる人は少ないです。

まずは、質問してください。

 

「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」ですよ。