同志社国際中学高校 2021年度 12月入試変更点

同志社国際中学高校の帰国生入試、まだ2021年度入試の実施要項は発表されていませんが、先日、学校のHPで12月入試の変更点は発表されました。

海外会場の入試がなくなる

毎年12月の帰国生入試はニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、シンガポールの会場でも受験可能でしたが、今年は京都会場のみになりました。

一時帰国が難しい今年だからこそ、海外会場があるのは有難いという声も聞いていたのですが、よく考えれば試験官、面接官の方が海外へ移動するのも同じように難しいんですよね。。残念です。

高校入試の変更点

特別推薦<条件B>の募集取りやめ

例年なら海外の日本人学校や、日本国内の中学3年生1学期の成績で9教科の評定が40以上の受験生は、特別推薦<条件B>で第1次選考(資格確認、書類審査)に出願できます。

第1次選考に合格すれば、第2次選考は面接のみですから、同志社国際高校が第一志望の受験生にとっては魅力的な選考方法です。

ところが、今年は新型コロナの影響で1学期の成績がつかない地域があるから、2021年度入試では募集を行わないそうです。特別推薦を狙っていた受験生・保護者の悲鳴が聞こえてきそうです…。

そのかわり、英数国3科目のB選考入試に専願制度ができました。

併願よりは合格基準が低くなるのでしょうが、英数国の受験勉強が必要になります。

同志社国際の入試問題は帰国生用に手加減したものではなく、国語は物語文、論説文、古文から出題されます。

数学の関数や図形が難しいのはもちろん、計算問題も一工夫必要です。

英語には、文法のエラーを指摘する問題もありますし、英作文が出題されますから、何となく英語を読めればいいというわけではありません。

今からしっかりと対策をして臨みましょう。

特別推薦<条件A>でオンライン面接を実施

条件Aの特別推薦は、英検準1級やTOEIC780など、語学資格の条件をクリアした受験生が出願できます。

第1次選考(資格確認、書類審査)に合格すれば第2次選考は面接のみです。「在留国の諸事情から帰国をして受験することが困難であると認めた受験生について、オンラインによる面接を実施します」と同志社国際高校のホームページで発表されていました。

ニュージーランドやオーストラリアにお住まいの方からは、永住権がないと再入国できないから一時帰国して合格すればいいけれど、不合格だった場合、現地校に戻ることもできない・・・。という声を聞きます。

オンラインで受験できるとそのリスクを回避できますね。語学資格が取れていない方は、TOEICやTOEFLならまだ間に合います。積極的にチャレンジしましょう。

同じような境遇の受験生が集中して、ここ数年難しくなっている特別推薦の第1次選考がさらに難化するかもしれません。語学資格のスコアは高ければ高いほどいいです。TOEIC780をクリアできたから安心、では決してありません。受験までにどんどんスコアを上げていくことをお勧めします。

自己推薦書を作りこもう

出願はまだ少し先の話ですが、出願書類の自己推薦書をチェックしてみましょう。

【1】志望理由
【2】自分の人物像を客観的に見た自己アピール
【3】今までに力を入れた学習活動、課外活動、社会活動などについて
【4】資格及び特技
【5】高校入学後に取り国たいと思っていること

例年どおりであれば、10月に出願です。課外活動や社会活動など、特に書くことがないという方は、今からでも間に合いますので取り組んでみてください。