定期テスト初体験

ほとんどの公立中学校の期末テストは7月前半に実施されます。

今年はコロナ休校のため、中間テストがなかった学校がほとんどなので、中学1年生にとっては今回が定期テスト初体験。さて、テストの出来栄えはどうだったでしょうか。

鉛筆さん、答えを教えてぇ~
中1だってかわいそうだ

コロナ休校が続く中、世間では「受験生がかわいそう」「9月入学導入を!」と小6、中3、高3生に対する心配の声が上がりました。

また、「小1、小6、中3を優先して休校解除を!」という声もありました。

小学1年から大学4回に至るまで、その1年間は一生に一度(じゃない人もいるが)であるわけで、重いも軽いもないのでしょうが、

私としては「中1も結構かわいそうだゾ」と思ったものです。

侮れない中1の1学期

今までの「算数」が「数学」に代わり、「英語」の勉強も本格的になるのが中1です。

例年新中1生を見て感じてきたことですが、やはり何事も出だしは大切で、中1の1学期に学習する数学の「正負の数」、英語の「be動詞」「一般動詞」は中学3年間の学習の土台となります。

内容は簡単ではあるのですが、簡単であるがゆえに子供たちも軽く見て雑にしがちです。

3年生になっても一向にプラスマイナスのミスがなくならない子や、be動詞と一般動詞を混同する子はざらにいます。わかっていないわけではなく、指摘されれば「そうだった」と気づくのですが、それは結局1年生の最初にきちんと理解したうえで正確に作業をする練習をおろそかにしたことが原因です。

生徒も先生も大変だったこの3か月

それだけ大事な1年生の1学期にもかかわらず、今回の休校で多くの新中1生は約2か月近く小学校の復習で足止めされ(それはそれでちゃんとやれば価値のあるものではありますが)、中学校の勉強に踏み出すことが出来ませんでした。

そして2か月遅れで始まった中学校の授業も、生徒はもちろん慣れない環境の中でのことですが、先生も今までにない状況の中でのものなので、なかなかに大変だっただろうと思います。

「遅れ」に気を取られずにまずは足元から固めよ!

とかくコロナ休校で「学習の遅れ」が心配されますが、中学1年生の場合多少無理はしなければならないにしても、残り2年半の中で遅れは解消されるはずです。

遅れを気にして先を急ぐよりは、今回はまず期末テスト範囲を完ぺきにすることの方に注力した方がいいと思います。

テスト直しの進め方

期末テストが返ってきたら間違えた問題をやり直す必要があるのですが、ただ単に正しい答えを書き写してわかった気になっても意味がありません。

自分が何を間違えたのかを自覚させ、正しい答えの根拠をちゃんと自分のことばで言えるようにしてください。

一通り間違えたところの確認を終えたら、最初から全問解かせます。

それでもまた間違えた問題は、やはり理解が出来ていないと判断すべきですし、最初は出来ていたはずの問題で2度目にできなかった問題があるとしたら、それもあやしいと見た方がいいと思います。

出来れば全問正解するまで繰り返したいところですが、無理強いをしても効率は落ちるばかりなので、気長に時間をおいてでも、この夏中には全問正解を目指すようにしてみてはどうでしょうか。

今回は範囲もさほど広くはないはずなので、テストが返ってきたらなるべく間を置かずに第1回目のやり直しに着手することをお勧めします。

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【勉強方法】テストで良い点数を取るための上手な復習方法