立命館宇治中学高校の2021年度国際(帰国生徒・外国籍生徒)入学試験要項が発表されました。

「2021年度入試から、A方式の試験が作文から小論文に変わります。とは言っても、もともと小論文的な評価をしていましたから、評価の基準は大して変わらないんですが」と、入試センターの先生が春に教室に来られたときに、仰っていました。まだコロナの影響が出ていないころ、教室に入試結果の資料を持ってきて下さったときのことです。

国際入試のサンプル問題に注目

ホームページのサンプル問題も変わる予定なので、参考にしてください」とのこと。時々ホームページをのぞきに行っていたのですが、国際入試のサンプル問題が2021年度用のサンプル問題にすべて切り替わりました。

各学年の編入試験のサンプル問題も公開されたので、編入試験を受ける方は以前よりも対策がしやすくなりました。

中学入試のA方式を見てみると

では、実際にどう変わるのか、中学入試のA方式を例に見てみます。

中学入試のA方式、以前はテーマを与えられて英語なら600~800words、日本語なら1,000~1,200字で作文を書く試験でした。
例えば2019年度入試では、
「これまでに見てきた風景の中で最も心に残っている風景は何ですか?またその理由を述べなさい。」
というテーマが与えらて、80分間で作文を書きました。文字数が多いので苦労した受験生も多かったのではと思います。

文章を読んでから小論文を書く形式に

選択問題は正答率が高そう

2021年度入試からは作文ではなく小論文になります。

サンプル問題を見てみると、ナイチンゲールに関する毎日小学生新聞の短い記事が載っています。
記事のあとに、文章の内容に関する選択問題が4問(配点8点)
文中にある語句に関する選択問題が4問(配点6点)
記事の内容に関する質問に文章で答える問題が2問(配点6点)
選択問題は簡単に正解できるレベルなので、ほとんどの受験生が正解して、差がつかないでしょう。

作文問題のお題は?

最後に「作文問題」。記事にでてきたナイチンゲールに関連したテーマです。「あなたの知っている人でも有名な人でもかまわないので、社会をよりよいものに変えて、長い間人々の記憶に残るような人について600字から800字にまとめて書いてください。なぜその人が記憶に残るのか、例を挙げて説明してください。
文章を読む時間や選択問題が増えたからか、文字数は少なくなりました。

作文問題で思考力や知識も問われる

記事ではナイチンゲールが生まれた1820年から200年後の今でも、ロンドンで新型コロナ対応のためにできた数か所の仮設病院が「ナイチンゲール病院」と呼ばれている。との記述があるので、200年後も人々の記憶に残るような人について書くことを求められています。
小学6年生にはなかなか難しいいテーマだと思います。付け焼刃の対策では通用しなさそうですね。日頃からテレビのニュースを見たり、家族で話し合ったり、色々な分野の本や文章を読んだりしておきたいです。