7/23.24の2日間、You-学舎茨木教室にて毎年恒例の「24時間英語特訓」が無事終了いたしました!

参加者の皆さま、授業を担当した太田教室長、様々なアシストをしてくれた兵頭講師、2日間本当にお疲れ様でした!!

「24時間英語特訓」とは

朝9時から夜9時までの1日12時間×2日、

英語、英語、英語

英語にまみれた2日間。英語の「缶詰め」状態です。

文系、理系問わず大学入試で避けて通れない英語です。とことん英語とだけ向き合う2日間というのはなかなかに苦しかったと思いますが、これを弾みにして受験勉強にのめり込んでいってもらいたいと切に願います!

「缶詰め」大好き⁈ You-学舎

You-学舎にはこの「24時間英語特訓」以外にもいわゆる「缶詰め」があります。

中学生対象で定期テスト前の土日を使って暗記をさせる「テストキャンプ」

年末高校受験生対象に1日10時間×4日間の「耐久10時間特訓」「千問斬り」

年末年始4~6日間大学受験生対象に実施する「絶対にスベってはいけないSP」

などなど。

ご飯テストの友”の缶詰め「テストキャンプ」

缶詰め工場You-学舎で最初に受ける洗礼はやはり「テストキャンプ」です。

「キャンプ」と聞くと子供たちは目を輝かせて「えっ、お泊り?BBQ?」と聞いてきます。最近また流行ってきているようですね~。

んなわきゃねえだろっ、テスト前に!

キャンプはキャンプでも「軍隊の野営地」の方を意味します。

そう、ある一定以上の年代の方々が一瞬熱狂して「入隊」したあの「ブートキャンプ」が元ネタなのです。

「テストキャンプ」とは

教室によって実施時間、細かいルールなどは多少違いがありますが、各学校、学年のテスト範囲の暗記事項をかき集めて、ひたすら覚えていくという点は同じです。

短くても6時間、過去最長記録は11時間半!もう10時間過ぎると、それまでヘタレていた生徒たちも妙なハイテンションになっちゃうのが不思議。

初めて参加する生徒は、なかなか要領をつかめず時間がかかりますが、回数を重ねるたびに覚えるスピードは上がっていきます(当然個人差はありますが…)

長けりゃいいってものではないことは重々承知しています。

子供のやることですから、覚え方もやっつけ仕事で、何のためにやっているのかわからない子も中にはいます。

もちろん上手に活用して効率よくテスト結果につなげる生徒もいます。

テストキャンプの正しい使い方

先日卒業生(現在講師をしてくれています)とテストキャンプの思い出話をしていたところ、こんなことを言ってくれました。

「あんなに便利なものはないって感動した。だってあれさえ覚えたら点が取れるんだもの。それまで自分で考えて暗記用のノートを作っていたものを、塾が作ってくれるんだから!」(ちなみにこの方は中学、高校通してわが塾の缶詰をコンプリートしておられます)

ああっ、私たちの想いはちゃんと届いていたんだと、私たちの苦労は報われていたんだと、ちょっと感動してしまいました。

なぜそうまでして“詰める”?

テストキャンプ然り、24時間英語特訓然り、長時間勉強と向き合うのは生徒にとって苦痛です。

もちろんイヤがらせでやっているわけではありません。そんなにこっちもヒマじゃない!いやっ、それどころか長時間やらせるということは、こっちもそれに付き合うわけで、それ相応に身を削っているわけです。

じゃあ、なぜこんなことをしているのか?

唐突ですが「アイソスタシー」って知ってますか?

今回、24時間英語特訓の修了式に、ほんのちょっとだけ真面目な話をしました。

高校の地学で習う「アイソスタシー」についてです。

「アイソスタシー」とは『地表の高低に関係なく、地球内部のある一定の深さで圧力が等しくなっていて、全体として均衡が保たれているという考え方』

…なんのこっちゃ?

図で見た方がわかりやすい。

「地殻」つまり私たちが踏みしめている地面は「マントル」に浮かんでいるのですが、地表に出ている部分が高ければ高いほど、それを支える土台となるマントルに沈んでいる部分もより分厚くなってバランスをとっているってことです。

もっとわかりやすい例えで言うと、平屋建ての家より、タワマンの方がその高さを支えるためにより深くしっかりした基礎が必要でしょって話です。

「地学」転じて「哲学」となる

高校で習ったときは「なるほど、そりゃあバランスは必要だな」程度で終わっていたのですが、長い年月を経て、それなりに人生いろいろかいくぐり、生徒にせがまれ地学の試験勉強に付き合うことになって、あらためて教科書を読んでみたところ…

「これってモノ凄く深い話なんじゃね?」

と、膝を打ってしまったのです。

より高く!より深く!

「より高い目標を達成するには、それを支える強固な基礎が必要である」

さらに言うのであれば

「より深い苦しみがあってこそ、より大きな喜びがある」

世の中、様々な事情で大変苦しんでいる人たちもたくさんおられることは承知していますが、少なくとも今私の目の前にいる子供たちを見ていて感じるのは、なんとも起伏のない表情をしているな、山もなければ谷もない生活を送っているなということです。それだけ保護者さまに守られて幸せだということなんですけどね…

自分もそうやって守られて過ごしてきたのですから、偉そうなことは言えないのですが、それでも親元から離れて、社会を自分の足で歩いてきて、心がバキバキに折れた辛さも、その逆に心が震えるほどの喜びも経験してきました。

そしてこの二つの経験はどこかでつながっているということも確信しています。

もちろん目指す山の高さは人それぞれでいい。無理をして大けがをしてもいけない。

でも、せめて保護者の庇護のもと、大けがをしない子供のうちならば、自分の中で一番高い目標を目指すことは安全だし悪いことでもないと思うのです。そして高い目標を目指すということは、それ相応の苦しさも経験しなければならないのです。

それが子供たちにとっての「勉強」ってことです。でも子供たちにそれを説いたところでなかなか伝わらないだろうから「缶詰め」にしちゃうんですね~。

正しい「苦労」、質の良い「努力」を!

もちろん、やみくもに苦しめばいいということではありません。ちゃんとした目標があって、より安全に、より効果的に苦労はするほうがいい。

「努力」が全くの無駄になることはないと思いますが、「無駄の多い努力」はあります。

同じ苦しい思いをするのであれば、より質の良い「苦労」「努力」を目指すべきです!

その為に私たちをどんどん活用して欲しいと思っています。

「24時間英語特訓」の詳しい様子はこちらを!

          ↓↓

24時間英語特訓~DAY1~