夏休みも小中学校では終わり、高校も新学期が始まっているところがほとんだと思います。それぞれ、新学期で良いスタートが出来るように、夏期講習ファイナルステージで必用なことを行っていきます。

中3生は実力テスト対策を!!

私立高校入試に大きな影響がある

中学三年生にとって、秋の実力テストは非常に大切です。文字通り自身の実力をしっかりと把握するだけでなく、実力テストは、私立高校を選ぶ上でも、非常に大きな参考資料です。しっかりと点数を取れるように、1,2年の復習を徹底して行いましょう。

本番を意識して、取れるところをしっかり取ろう

本番を想定して、みんなが正解出来る問題を落とさないようにするということも心がけましょう。入試の正答率をみると分かりますが、たとえ単純な四則計算であっても正答率が100%になることはありません。日頃から絶対に簡単な問題は間違えないという意志が必要です。

テストが終わったら必ず見直しを

実力テストは2回あるので、1回目に良い結果が出なかったとしても、必ず見直しをしましょう。テストや模試は自身の出来ない範囲を知る機会として最適です。ただ解けなかったで終わるのではなく、次に活かしてこそ意味があります。

高三生は夏の総仕上げ

高3生はこの夏、様々な課題に取り組んでもらいました。センターや共通テストを使った演習をメインにしていましたが、総合的な演習はこれで一旦終了です。あとは、個人個人に合わせて、志望校の過去問や苦手克服を行います。

人によっては推薦の対策も佳境に

人によっては小論文や、志望理由書を書いて添削を行ったり、面接の練習を行ったりと、必要に応じた対策も行っていきます。

多くの人は公募推薦対策を

ひとまずの目標は公募推薦入試です。必要な点数をきっちりと取れるように、大学ごとの傾向に合わせて対策していきましょう。これから先は基本的なことは確認程度で、ガッツリ時間を取って英単語や古典単語、基本公式などの暗記を行うということは難しいです。8月中に暗記はしっかりと終わらせてしまいましょう。

非受験生は予習を

今年は大きく普段とは違うカリキュラムで進行しているしている学校がほとんどだと思います。夏休みを短縮したり、授業時間を伸ばしたりと、時間を作っているところが多いとは思いますが、それでも、遅れ気味の学校がほとんどのはずです。条件としては全員一緒かもしれませんが、入試の際に、どのような影響が出るかを考えると、どのようになっても大丈夫なように、予習を進めておくことが大切です。

大学入試を考えると、進度の遅れはあとがキツイ

大学入試に関してはテスト範囲の削減は無いですし、来年以降も同じだと思った方がよいでしょう。そうなるとやはり心配なのは進度なので、しっかりと予習を進めつつ、演習量を減らさないような工夫が必要です。自粛することが多くなっていてお家にいる時間が多くなっているとは思うので、少しでも勉強の時間を作ってもらえたらと思います。ただ勉強ばかりだと疲れるので、教養を培うという意味で、映画や読書を行うのも良いと思います。勉強以外の知識も、国語や英語の長文読解に役立つ時があります。造詣が深い分野の話題だったら、ある程度読みにくくても内容がわかることもありますからね。

高校入試範囲削減は根本的な解決ではない

高校入試に関しては、今回は範囲削減になりましたが、来年以降はまだ分かりません。たとえ削られたとしても、高校になってからも必要な知識なので、やっておくにこしたことはありません。中3内容をきっちりと中3の間に学習できるように、今のうちから遅れを取り戻し、余裕を作っておきましょう。