定期テストが終わったところもありますが、今回の定期テストには、休校の影響が大きく出そうですね。しばらくたったとは言え、まだまだこれからも影響は大きそうです。休校分の遅れを取り戻すためだとは思うのですが、今回のテスト範囲はさすがにちょっとこれを一気にやるには厳しいのではないか、というぐらい広いところもあります。例えば片山中の3年生社会のテスト範囲は、世界恐慌から歴史の最後と、公民の最初から選挙まで。教科書のページにすると120ページを越えます。これにプラスして日本国憲法も出ます。広すぎますね。このようにめちゃくちゃ広いテスト範囲の学校がある以上、今後、一気に取り返そうという学校が出てきても不思議ではありません。

学年で特に注意したいのは中2生です。中3生になるまでにある程度遅れを取り戻しておいてもらわないといけないからです。ですから、中2のテスト範囲は、今回は正直広い方が良いとは思っています。あんまり進んでいないという場合は、意識的に予習を進めていったほうが良いでしょう。テスト範囲100ページ越えがいつか来るかもしれませんので。

1年生にも同じようなことは言えますが、中1の1学期は中学に慣れるために、多く進まないのが常でしたし、少しずつ解消していけば、中3までにちょっとずつ遅れを取り戻すだけでも、追いつけるかなとは思います。余裕を持って進めておくにこしたことはありませんが。

広すぎる範囲への対策

特に社会のテスト範囲が広くなりやすいので社会について。120ページを超える範囲のテストとなると、テスト前に軽く復習するだけだと絶対に無理です。歴史の流れを入れて、あとは重要語句だけを入れるだけでも結構な時間がかかります。片山中で言うと範囲も第二次世界大戦あたりなので、情勢も結構複雑ですし。

そういう場合は、簡単な流れだけでもいいので頭に入れておいてほしいです。教科書を全て覚えるのは、さすがに難しいので、重要語句で歴史をつないでいくイメージですね。

他の科目では、優先度をつけて覚えていきましょう。理科なら計算より、基本単語を優先し、数学なら、文章題より定義や計算を優先します。絶対に落としたくない範囲で点数を稼ぐようにしましょう。範囲が広くなると、細かい内容や、凝った問題は作りにくくなるはずです。

既に定期テストが終わっている人は、学校の授業での集中度を上げていきましょう。学校の授業中に一つでも多く言葉を覚えておくことで、テスト前の暗記の時間を短縮することができます。時間を使っている以上は、しっかりと自分のためになる時間にしましょうね。