早いものでもう12月(師走)が終わろうとしています。

師走 という呼び名には諸説あるそうですが、

「師馳(は)せ月」(しはせづき)で、昔はお正月にも先祖供養をしていたために師(お坊さん)が忙しく走り回っていたのが語源といわれていたり、12月は1年の最後で今年のうちにやるべき事は、全部やりとげる月と言う意味で『為果つ(しはつ)』が元になっている(語源由来辞典 より)

今年はコロナに始まり、withコロナでいつまで新しい生活様式が続くかも分からない中、幕を閉じようとしています。(1年の最後で今年やり遂げるべきことが全部やり遂げることが出来たか分からないですが…)

2020年は、子どもたちの生活や学習環境にも大きな変化のあった1年でした。

春にはZoomを使ったオンライン授業を行い、受験生たちはZoomで自習を続け、大人よりもこういったデバイスに慣れ親しんだ子どもたち。

始めのうちはどうやってログインするのか、音声をミュートにする方法がわからないなど、慣れないことも多かったですが、3回も使うとすっかり使いこなせるようになりました。

中学校・高校でも、オンライン上で課題が出されたり、先生とのやり取りがiPadという私立中高生もおり、私が中学校の頃とは比較にならない環境整備が充実しています。

現在の状況を吉とみるか凶とみるかは、最終的には個人の人生観によるところが大きいとは思いますが、何を差し置いても、子どもたちがいち早く自ら進んで環境に順応していくことができるよう、私たち大人が子供たちをしっかりとサポートすることが大切だと感じています。

子どもたちは周りの大人の背中を非常によく見ています。

大人が不安そうにしていると、子どもたちもそれを感じて不安な気持ちが電波しているように感じます。

つまり、今もこのコロナ禍、いえコロナ禍でなくとも、不安を抱えつつも、答えのない毎日を大切に生きていく背中を、わたしたち大人が子どもたちに示すことが役割なのではないかと思います。

明日12/29から1/3までは、少しの間ですが塾もお休みに入ります。

子どもたちもいつも通りのお正月とはいかずとも、ご家族・ご親戚のみなさんと過ごす貴重な時間を幸せに感じてくれたら何よりです。

2021年もどうぞよろしくお願い致します。

茨木教室 室長 太田