明けましておめでとうございます。本年もYou-学舎を宜しくお願い申し上げます。
それでも年は明ける!
年末年始とは人が群がってナンボというか、個人的なものやテレビの中も含めた人が集まるイベントで実感できるものだったんだと、今回つくづく思った方も多いのではないでしょうか。
しかしながら大晦日から午前零時の時報が鳴って、何かが劇的に変わるわけではないのはわかっていても、年があらたまると同時に「よしっ、今年こそは!」とピリッと気持ちを改める瑞々しさをいつまでも忘れないでおきたいものです。
“テレビ地蔵”箱根駅伝を完全観賞
さて、今年のお正月はとにかく“Stay Home”、むやみやたらに家から出てはいけないので、テレビの前から微動だにしない“テレビ地蔵”と化しました。
毎年2日か3日どちらかは出かけていることが多く片方の日は見ていないことが多かった「箱根駅伝」を、今年は往復両路をほぼ全て見てしまいました。
見るも走るも日本人は駅伝好き?
単なるもの知らずなのかもしれませんが、日本には小~大学、都道府県対抗、社会人とありとあらゆる駅伝の大会があるのに、駅伝の世界大会ってあまり聞いたことがありません。つくづく日本人は駅伝が好きなんですね~。
日本人の「駅伝好き」は見る側だけではなく、まず走る側がいなければ成立しないものなんだなと、当たり前なのだけれど妙に不思議な気分で見入っていました。
駅伝は団体競技であり、だれか一人が成果を出しても必ずしも勝ちにつながらないものです。団体で成果を出すためには「個」を抑えなければならない場面も多いはず。
また、それまで好調だったにもかかわらずある区間でブレーキがかかってしまう場面は今大会に限らず駅伝には付きもので、そのリスクやプレッシャーは選手全員が持っているものだと思います。
今どきの若者たちの新鮮な姿
「個」を消し心身共に限界まで追い込んでチームの勝利のために努力する…昭和ならいざ知らず、平成生まれ令和の若者が自ら率先してそんな世界に飛び込んでいくことが今さらながら意外に思えました。
総合優勝を飾った駒沢大学の大八木監督の「男だろ!」「倒れてもいいから走れっ!」と(個人的には好きですし、笑わせてもらいましたが)今どきギリアウトであろう檄に必死に応える大学生たち…
変らぬ“熱いもの”に喜びも
もちろん選手たちの健闘そのものにも感動しました。しかしまじまじと見て、良くも悪くもクールな今どきの若者(25年以上今どきのお子ちゃまと若モノを見続けてきた私の偏見)に変らぬ情熱を感じ嬉しくなりました。
子育てや教育が時代とともに変わり、私も含め今の親世代が子供のころとは勝手が違うことで戸惑うことが多いのですが、だからといって子供たちが私たちと全く違った生き物になったわけではないのですよね。
今どきの子にも火種はある!
一見クールに見える子供たちの心にもちゃんと火がつくし、心を燃やしたい気持ちもある。まあ、燃えにくくなっているような気はしますが…
盛大に燃え盛るか静かに灯を燈すかは人それぞれですが、心を燃やすことがない人生よりも燃える何かがある人生の方が断然幸せだと思っています。そしてそれは一つのことでなくてもいいので、なるべく早い時期からあり続ける方がいいとも思うのです。
2021年 You-学舎は“チャッカマン”になりたい!
何かの拍子で自然発火することもあるかもしれませんが、基本的には大人が様々な情報と機会を与える必要があります。
ある選手は最後まで勝利を信じ、またある選手は負けが確定していてもあきらめずに心の火を燃やし続けて走る姿に教室の生徒たちを重ねながら、
「私たちも子供の心に火をつけるような指導をしていこう!」
と、まずは自分の心に着火できた新年でございました。
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