「夢をかなえるゾウ」を読み実行する

先月の社員研修で出た課題は「夢をかなえるゾウ」水野敬也著 を読み、実践することでした。
この本は2011年に文庫化されたときに読んでいたのですが、再読することになりました。数年前、生徒に読ませたい本を集めるイベントで教室に持ってきたような・・という記憶をもとに教室を探すと「夢をかなえるゾウ」を発掘できました。

夢をかなえるゾウってどんな本?

2007年に出版された昔のベストセラーなので、読んだことのある保護者様も多いかなと思いますが、ざっくりした内容は本の裏表紙から紹介しておきます。なかなか面白いので、よければ親子で読んでみてください。

ダメダメな僕のもとに突然現れた像の姿をしてなぜか関西弁で話す、とてつもなくうさん臭い神様“ガネーシャ”。聞けば、ナポレオン、孔子、ニュートン、最近ではビル・ゲイツまで、歴史上のキーパーソンは自分が導いたという……。しかし、その教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの?

実際に課題に取り組んでみた

コンビニ募金ってどれくらい集まって、どこに行くの?

この本では、1章ごとに像の姿をした神様「ガネーシャ」から主人公に色々な課題が与えられます。社員研修の課題として本を読むだけではなく、いくつかの章の課題に取り組むことになりました。

最初の課題は2章の「コンビニで募金する」です。実際に募金するとなると、コンビニのレジ横にある募金箱のお金はどこに行くのだろう?という疑問がわいてきました。

コンビニ大手三社の募金総額は年間10億円以上

コンビニ募金は1992年ローソンから始まって、大手三社の年間募金合計は年間10億円以上なのだそうです。予想以上の金額でした! 募金をするのは20~40代の男性が多いとか。お釣りが邪魔だからと手軽に募金するイメージでしょうか。

各店舗の募金は売上とは別に「募金」としてレジに入金して本部に集められ、本部から自然環境保護やスポーツ支援などの団体に寄付するそうです。
今回の課題がなければ、コンビニ募金について調べることはなかったでしょう。やはり実践してみるのはいいですね。

初のコンビニ募金で少しいい気分に

さて、コンビニで買い物をするときは電子マネーを使うことが多いのですが、今回は募金をするために現金を使い、お釣り30円を募金してみました。
たった30円ですが、何だかちょっといいことをした気分になりました。我ながら単純です。

関西弁ネイティブ、関西人なら2倍楽しめる?

今回、本を読み返してみると、像の姿の神様「ガネーシャ」は本当にコテコテの関西弁でした。
「自分、やらなあかんこといっぱいあるやろ」
「しゃあないな。ワシの出番か」
などなど。

実は「夢をかなえるゾウ」を読み、実践する課題を出した講師が関東の方なので、関西弁を話さない人は関西弁っぽい雰囲気でガネーシャのセリフを読むのだろうなと想像しました。
もしかすると2時間ドラマで違和感のある関西弁を話す役者、みたいな感じになってしまうかもしれません。
それでは面白さが半減、は言い過ぎかもしれませんが、ガネーシャの「関西のおっさん神様キャラ」が存分には味わえないかもしれません。

そう思うと、この本を100%楽しめる特権、関西弁ネイティブの保護者様や生徒のみんなに「夢をかなえるゾウ」読んでみませんか??とおススメしたくなりました。お時間があれば親子で読んで、課題を実践してみてください。