今回は、「こどもが100点を取ってきたら、何と言ってあげますか?」ということについてお話していきたいです。

中学・高校で100点を取ることは至難の業であることは、

私たちをはじめ、親御様もお感じのところかもしれませんが、小学生であるならば、毎回テストは「満点を目指す」ことを普段から意識して学習をしていく姿勢が大切ですね。

いきなり重い話になり、すみません。

生徒たちを見ていると、学年が上がるにつれ、

学習内容のレベルもドンドン上がっていきます。

そんな時に、「この科目だけはどうしても好きになれない。」ということが1回はあるはずです。塾の仕事をしている私たちでさえ、子どもの頃を思い返せば、思い当たる節だらけで胸が痛いです…

子どもたちもそれは同じで、「そんな風に考えるのは、いけない」とは分かっていながらも、その科目からできるだけ遠ざかろう、避けようとしてしまいますし、なんならその科目を担当している先生にまで気持ちが及び、冷たい態度を取ってしまうなんてことも出てきてしまいます。(まさに悪循環ですね・・・)

今度こそは、と頑張って決心するのですが、いざテストとなると気持ちもこおばってしまうのです。(想像以上に緊張してしまいます。)

私たちの生活の流れの中には、竹の節のようなものが折々にあり、

「新しい自分」、つまり「今までと違う自分」になるチャンス(機会)を与えてくれる瞬間があります。

私たちは、そのうちの1つをテストと捉え、常に子どもたちには挑戦する・乗り越えるという気持ちを持ち続けてもらうように日々活動しています。

しかし、この決心が三日坊主で終わらないためには、絶え間ない「自分との闘い」が必要で、その決心をもしも破ってしまった時には、そのような自分自身に絶望をすることなく、もう一度立ち上がる、「自分への優しさ」も同時に必要となってきます。つまり、心の切り替えですね。

その切り替えポイントを子どもに気づかせる工夫も必要だと考えています。

子どもたちは、こうして自分との闘いを潜り抜けて、

学年を踏んでいきます。

だからこそ、小学校での100点を取った!という体験(成功体験)は、大切にしてあげたいと思います。

そこで、今回のテーマでもある「100点を取った子どもに何というか?」という問いについての答えを考えていきたいと思います。

それでは、まずは3人の生徒さんのパターンを見ていきましょう。

Aさん、Bさん、Cさんのタイプ

まずは、100点を取るということは、もちろんすごいことですから、親御さんが100点のテストを子どもから見せてもらった時の反応について、考察してみましょう。

「100点取ったね!すごいね!」

Aさんの場合

(心の声)

「100点はすごいのか。ということは100点以外だとすごくない…?」

意外とこういった解釈をしてしまう子たち多いかもしれません。

90点をとったのに答案を見せてこなかったり、ひどく落ち込んだり、苦手意識をもってしまったりする恐れがあります。

これは、100点という「数字」に価値をおきすぎるあまり、「100点をとらない私はダメなんだ」、と思い込んでしまわないように、注意しなければならない点です。

単に「褒めればいい」ということではないのですね。(難しいですね!)

Bさんの場合

(心の声)「そうか、まだまだ頑張らなきゃいけないんだ」

理想は、慢心せずに謙虚な姿勢になってくれれば良いです。

一方で「どこまで頑張らないといけないのだろう、いつになれば親に認められるんだろう」と終わりのないゴールを目指している気持ちになるかもしれません。

認められることなく、ただプレッシャーだけを感じ、勉強自体を放棄してしまう日が来てしまわないように注意したいです。

適度のプレッシャーは良い薬になりますが、過度なプレッシャーはマイナスに転じることもあります。いやいや、本当に難しいですね。

Cさんの場合

(心の声)「100点とれたのは頑張ったからなんだ、頑張ることは良いことなんだ」

この場合、テストを受けるまでの自分に対して評価してくれていると受け止めています。AやBとの大きな違いは、結果ではなく「過程」を褒めたところです。子どもは勉強の過程を大切にするようになり、どのような結果が出たとしてもプラスにすることが、1人でできるはずです。

なんて子育てって難しいんでしょう!

そう思われる親御さんも多いと思います。

Aさん、Bさん、Cさんとそれぞれの性格もあるかもしれませんが、

要は大人が正しく導いてあげることで、子どもの頑張り方にも大きな変化が期待できるということなんですね。

よく親御さんに「やる気」ってどうやったら生まれるんでしょう。と質問をいただくことがあります。

決して「やる気」がないのではなく、「やる気」の出し方、つまり頑張り方が分からないのだと思います。

これは、どのような100点以外のテストについて言える事なのかもしれませんが、「たくさん練習をした成果だね」「前回注意されたことに気をつけたからだね」「先生に質問してよかったね」など、過程の部分を具体的にしてあげることで、次につながっていくと信じています。

95点で、うっかり5点ミスをして100点を逃してしまった場合にも、

「次からは見直しを1回多めにしてみよう」など、5点について責めない態度が大切かと思います。

「もったいないね、なんでこんなところでケアレスミスしたの?」というような声掛けは、マイナスにしかなりません。出てしまったテストの点数をひっくり返すことはできないわけです。

だからこそ、次どうすればいいかに目を向け、こうならないためにできることを考えることが大切なのではないかと思います。

褒め方ひとつで、こんなにも子どもの態度が変わるのなら、

こういった「過程を重視した褒め方」を常に心掛けていただければと、切に願います。

先程の95点の子どもでさえ、「たくさん練習しなかったからかな」「前回注意されたことに気をつけられなかったからかな」「先生にもっと質問すればよかったのかな」

子どもの中でも、「過程を重視すること」が自然になってきます。

すると、勉強への取り組み方も変わり、やる気も出てくるはずです。

あわよくば、勉強が好きになるかもしれませんね!

まとめ

100点を取った時にどのように褒めるかで、子どもの学習への態度も変わるという話でした。

そのためには、日ごろから子どもの頑張りをしっかりと観察しておく必要があります

適当に褒めたところで、子どもには響きません。

具体的に家庭や塾での取り組みを記録しておき、

テストが終わった時には、すぐにそれを確認できる状態にしておけるといいですね。(是非、携帯のメモ機能を活用しましょう。)