【高校生向け】次の問題集に進むべきか迷ったときに考えること

問題集をやり込んでいくと、そろそろ次に進んでもいいのかな。と思うことがあると思います。しかし、どこまで基本をやれば十分なのかは難しいですよね。そこで、どういった場合に次に進んで良い、悪いと考えているのかをお教えしようと思います。

文系は基本的には1冊を極めることが多いので、基本的には理系の話が中心になります。

数学

学校で購入する教材の際にも触れたのですが、基本的には青チャートで足りることが多いです。学校教材も良いものが多いです。

もちろん志望校によっては難しいものを用意する必要がありますが、まずは青チャートを進めましょう。市販であることも大きなポイントです。

だいたい夏には1~2周できているといい感じです。

インプットに使うことがメインの教材ですので、次の点を意識しながら解いていきましょう。

基本から実践に移る際のポイント1「弱点を把握できた」

青チャートを解いていて、一問もミスらずに解けたという人は受験生にはいないと思います。

全く解けなかった問題。ある程度解いて間違えた問題にはしるしを付けておきましょう。

ただ単に、何周も解いたからと言って、次に進めるわけではありません。

しっかりと弱点をつぶしてから次に進むようにしましょう。

印をつけたところだけでももう一周という使い方もできるでしょう。

基本から実践に移る際のポイント2「なぜそのように解くのかわかる」

チャートあるあるが、答えの丸暗記です。

何度も解いているとある程度覚えていくのは良いことですが、丸暗記はあまり意味がありません。

他の問題に活かせなくなります。

こういう状況に対して、このように考える。という、方針の立て方を身につけましょう。

極端なことを言えば、方針さえ立てば数学の問題は解けるはずです。

「なぜこのように解くのか?」を大事にしていけば、問題を解くための手札はどんどん増えていきます。

次の教材は

青チャートを完璧にできたのであれば、次にやるとしたら、過去問かやさしい理系数学です。

やさしい理系数学は全然やさしくないので注意しましょう。京大、東大志望の人などが使う問題集です。

基本的には青チャートを極めてしまえば、一部の大学以外は十分対応できます。

過去問レベルがちょっと厳しいのであればプラチカでアウトプットの練習をお勧めします。

参考書に関しては、苦手な人は用意しましょう。

分野別で丁寧に行ってくれているものがおすすめです。

物理

問題集は学校で買っているのであれば、基本はそれで問題ありません。

エッセンスなども、基本の補足ぐらいですので、まずは学校の基本の問題集やエッセンスを仕上げます。エッセンスを使うなら、一冊ではどうにもならないので、必ず教科書などの基本の説明がある教材もいっしょに使ってください。

これらも基本的には2周したいところですが、問題数的に全部2周するのはきついので、必要なもの、間違えた問題だけでも周回しましょう。

基本から実践に移る際のポイント1

関連する公式を繋げていくことができる。

公式を覚えるのは当たり前で、それをいかに扱うかがポイントです。

同じ文字を含む公式は、絡めて使うこともあるので、きっちりとつなげて考えられるようにしておきましょう。

基本から実践に移る際のポイント2

力学・波動の図を絡めた理解

単純な問題であれば、自身で絵を書くことは少ないかもしれませんが、考え方を整理する上で図は非常に重要です。

それが基本的な問題で行えていなければ、難しい問題でできるはずがありません。

できるようになってきてから書かなくなることはあるかもしれませんが、基礎を勉強する段階ではしっかりと図を書いて行うことをお勧めします。

次の教材は

次に進む教材は重要問題集(重問)か良問の風あたりが良いでしょう。物理は厳しい問題も結構出るので、もう一段階上の問題が必要になることもあります。その際は名門の森あたりが良いでしょう。

化学

これも基本的には学校教材でよいと思います。市販であればExcel化学でも良いと思います。

色や形なども一部覚える必要があるので、図説もあると便利です。

これを基本的には2周しましょう。学校指定のものは問題数が多いです。2周目は抜粋でも良いでしょう。

これも終わったら重問に移ります。化学は入試直前まで重問や過去問で問題ありません。

基本から実践に移る際のポイント

基本から実践に移る際のポイント1「実験系の問題を理解しているか」

有名なものはそのまま覚えるのが大切ではありますが、そのまま出るわけではありません。それをしっかりと活かせるように知識としておきましょう。

用意された道具、物質の用途を正しく理解しましょう。

基本から実践に移る際のポイント2「計算問題を詰まらずにできるかどうか。」

意外と化学でも計算させられます。むしろ数字にするのは化学のほうが多いかもしれません。

定数は与えられるものですが、ある程度は覚えてしまいましょう。

生物

これも基本はやはり学校の問題集。

終わったら基礎問題精講、標準問題精講と進んでいくのがおすすめです。

基礎問題精講も入試にとっての基礎なので易しい問題というわけではないですので注意しましょう。

基本から実践に移るポイント。「暗記が完璧かどうか」

なんだかんだ理系の中では暗記が多いので、生物に関しては周回数も大事です。

3周すれば基本は大丈夫でしょう。生物はくせの強いところも多いので、大学ごとに合わせて対策を行いましょう。

一定までの点数は取れると思いますが、得点源にするには徹底した暗記、その利用が大事です。

あくまでここで紹介したのは一般的な目安です。

人には個人差もありますし、学校の進度に合わせて決めていく必要もあります。

きっちりと普段から進み具合は確認してもらいましょう。

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