【定期テスト分析&直し】全員必須になりました!

今年度から中学生全員、テストが返ってきたら授業日以外に、または授業の前後に自習に来て「テスト分析&直し」をすることになりました。

定期テストが返ってきたら、結果を見て

「今回は良かった!次も頑張るわ」

この「頑張る」は、いいのですが、

「あぁ、悪かったなあ・・。次は頑張るわ

と、あまり結果がよくなかった中学生のほとんどが「次は頑張る」といいます。

口では頑張ると言っていますが、何をどう頑張るのか、ほとんど考えていません。次頑張ると言えば、その場を切り抜けられるのは、経験から分かっているのです。そこで、自分のテスト結果としっかり向き合ってもらうことにしました。

「テスト直し」こそ最強、最良のテスト勉強

テスト直しというと、間違った問題を解き直して理解することかな?と思いがちですが、そうではありません。満点を取らせないための超難問を解き直す必要があるのは、満点を狙えるトップのお子さまだけです。

では、テスト直しで何をするのかというと、本来の力を出し切れていたら何点取れていたかを確認するのです。そして次のテストに向けて「次は頑張る」ではなく、具体的な戦略を立てるのです。

中2 Aくんのテスト分析&直し

5月の試験終了後、中学2年生のAくんのテスト分析&直しをしました。

まずは解答用紙で間違えた問題の中から誤字脱字や計算ミス、覚えきれていなくて間違った問題にチェックを入れて、印をつけた問題の合計点を計算します。今回、一番悪くてショックだった数学から手をつけました。

ミスだけで19点も失点していた

テスト分析をすると、単なる計算ミスや、読み間違い、書き間違いで本来は得点できたはずの問題で19点分落としていた・・・。しかも、本当に分からなくて解けなかった問題は4問だけ!ということが分かりました。

クラブチームが忙しくて普段は英語しか受講していないので、Aくんの計算の仕方には、途中式の書き方が雑だったり、まわりくどい計算をしたり、色々と改善すべき点はありますが、理解できていないわけではなかったのです。

得意な科目でも反省点が

得意な社会は91点でしたが、記号で答えるべき問題を語句で答えたり、漢字を間違ったりして、あと4点は取れました。95点取れていたはずなのにもったいないです。

国語は80点でした。悪くない点数ですが、1年生の学年末よりダウンしました。原因は「古文」でした。古文は暗記しなければ解けない問題があります。そこで11点失点していたので、きちんと暗記できていれば91点は取れたはず!だったのです。暗記が足りなかったという課題が見えてきました。

次のテストに向けて!

今回の反省点には
「計算ミスなど、もったいないミスで10点以上落としていた。勉強しきれていなかった」

次回に向けては
「テスト2週間前から少しずつ取り組む」
と書いていて、実は今まで1週間前にバタバタやって切り抜けてきたことが発覚しました。

それでも5教科合計400点以上は取っていたので、今まで特にテスト直しに呼び出してはいませんでした。

でも、自分から喜んで勉強する中学生なんて、ほとんどいませんからね…。テスト分析&直しを必須にして良かったです!

Aくんはクラブチームがあって、テスト前の土日のテストキャンプ(5科目のテスト対策、暗記特訓)には、いつも参加できないので、次回のテストではテスト2週間前と1週間前に学校のワークを学校で習っているところまで進めて持ってくる約束をして、今回のテスト前にはチェックをしました!

6月中にほぼすべての公立中学校で、定期試験があります。テストが返却されたら、また全員テスト分析&直しをします!!

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