1次関数、不定詞など、内容はどんどん難しくなっております。基礎がわかっていれば点数になる時期は残念ながら過ぎてしまいました。そろそろ勉強格差が広がり始めます。ここで、試験対策について考え方を変えなければなりません。

×全科目まんべんなく、全レベルに手をつける

○科目ごとに優先順位をつけ、解ける問題に全力を注ぐ

平均点ぐらいの人だと、応用問題をやりたがります。ですがまだ早いです。テストの構成は、だいたい基礎~標準で7割、応用2割、発展1割です。(北摂の学校だと応用・発展の割合がもう少し多い。) およそ70点ぐらいとれている人は応用問題に手をつけましょう。70点を切るとか平均点ぐらいの人は、もっと基礎~標準を固めるべきです。固めるというのは、計算問題が10問あれば10問正解できるレベルです。1問でもミスがあるようでは「できた」とは言えません。テスト前は特にそこに厳しさを持ちましょう。各大問で1問の取りこぼしがあれば、ヘタすれば20点近い失点になります。本来の実力なら70点ぐらいなのに、テストになると50点になるというのは、解ける問題で失点しているからです。解ける問題を確実にとるのが肝心です。解ける問題で失点しなくなれば、応用問題にも手をつけましょう。ただ、その判断を自分でできる生徒は少ないし、親としても見極めが難しいです。どの問題が標準レベルなのかも知りません。ですから、塾の先生を頼りましょう。学校の先生でも良いですが、そこまで生徒一人ひとり見ているかどうかはわかりません。

中2といえば部活ではすでに最高学年です。秋は試合やイベントが多く、体育系文科系ともとても忙しい時期です。限られた時間で、今までと同じ勉強法では点数が落ちていく一方です。点数を維持する、点数を上げるには生徒それぞれの戦略が必要です。