公立高校を決めるにあたって、気をつけたいことや、参考にする数値についてお知らせしようかと思います。
受験生の皆さんであればすでに知っていることだとは思いますが、念のため、もう一度目を通してみてください。

評定(内申点)

学校の評定ですね。
中1~中3まで全ての評定が点数化されます。
割合としては1:1:3で中3が重視されます。
中3の三学期だけで考えてはいけません。
今までの点数が分かるようにしっかりと学校の先生に確認してください。

そこから各学校が定める当日の入試点との倍率が関係してきます。
北部では多くのところで、Ⅰ(試験1.4倍、評定0.6倍)かⅡ(試験1.2倍、評定0.8倍)ですね。

学校ごとにどれくらいの点数が必要かはある程度分かっているので、評定が分かったら必ず塾に伝えるようにしましょう。

過去問

各教科90点満点の5教科に上述の倍率をかけて点数を見ます。
過去問の出来具合を確認できるように、しっかりと点数を控えておきましょう。
これも高校ごとに、だいたいこれぐらい取れば良いという目標点数はあります。
その点数を超えられているのか、超えられていないのであれば、あとどれくらい取らなければいけないのかを把握しておきましょう。
明らかに足りていない場合は、志望校を変えることも考えなくてはいけません。

ただし、過去問によっては明らかに難しい問題もあるので、一つの年が取れていないからどうこうということではありません。ひとつの判断材料であると考えてください。また、評定が良ければ、目標点はその分低くなりますし、その逆も然りです。

模試

この判定がすべてではありませんが、これも一つの判断材料です。
過去問と同様、どれくらいの点数が必要か、苦手分野とその対策など、今見返しても得られることは多いはずです。
また、評定と照らし合わせることが出来る場合があります。評定が出てから合わせてみることで、より正確なデータとして利用できます。

自己申告書

自己申告書は公立高校に提出する書類の一つですので、こだわって書きたいところです。高校選びに関係ないと思うかも知れませんが、これには各高校が定めるアドミッションポリシーに即した内容を書くようにした方が良いです。そのため、一昔前の、出願直前まで悩んでOKとは言えなくなっています。

アドミッションポリシーは簡単に言うと、求める生徒像です。
たとえば、グローバル化について書かれているようなアドミッションポリシーだとします。この場合、自分自身がどうなりたいか、ということを書くにあたってグローバルという単語を使って書く。というようなことが必要になります。
文章の流れとしては、中学の頃の経験談、そこからの学び、学びを高校に活かすという三つの要素に分けると書きやすく、まとまった文章になります。エピソードは一つの方がまとめやすいとは思いますが、短くなる場合は二つでも構いません。その際は、何のためにその文章を書くのかをはっきりさせてから書くようにしましょう。
単にその出来事が印象深いから、という理由で書いてしまっては、アドミッションポリシーにつなげられなくなってしまいますよ。

自己申告書は合格点のボーダーから上下10%の人の合否を決めるときに使われるものですが、可能性がある以上、手を抜かずに、しっかりと書いてくださいね。

以上、簡単にですが、公立高校受験校を決めるときに参考にしたい値や、注意すべき点でした。