2020年 2週間のオリンピックよりも大切なこと

 

2020年が始まり早1か月。

この「2020年」という年は日本にとっては❝期待と興奮!感動と涙‼❞というワクワク感満ち溢れるオリンピックイヤー(べつに茶化すつもりはございません)なワケですが、

我々教育業界の人間にとって2020年は「教育の新たな挑戦」の始まりであると思うのです。

2020年度、小学校の学習指導要領の新課程が全面実施となり、昨年末揉めに揉めた「大学入試共通テスト」が始まります。その後2021年中学校、2022年高等学校と順次新課程に切り替わっていきます。

 

「思考力」って最近よく聞くけど、結局何よ?

 

新指導要領が掲げるキーワードの一つが「思考力」、最近TVのCMでも耳にするようになりましたね。

「思考力」重視を謳った大学入試共通テストは現在腰砕けの状態ではありますが、少なくとも国を挙げて、これから生きていく子供たちに何が必要なのかをはっきり掲げたことは大きな一歩となったのではと思います。

 

思考、つまり考えるとは頭の中のことなので全く形にならないものと思われがちですが、それはちがいます。考えるとき私たちは頭の中(心の中?)で常にその内容を言語化しているはずです。

よく子供たちと

「先生ぇ~、わからへん」

「ちゃんと考えてみ、何にも思い浮かばへんことはないやろ」

「なんにも思い浮かばへん~」

てなやり取りになるのですが、これは考えていないというよりは自分の内面を言語化できないということなのではないかと最近つくづく感じます。

 

言語化できたとしてもぶつ切りの単語で筋道(論理)が立たない

 

これも先日の授業で

「この問題どうしたらいいと思う?」

「式」

「なんの式?」

「関数」

「関数の式をどうするの?」

「たてる」

なんだかな~なやり取りですが、お家でもよくある光景なのではないでしょうか…

学校の授業を聞いているときはわかっているけれど、いざ自分で問題を解くとなるとどうしたらいいかわからないというのも、教えてもらった内容を自分で言語化できないから再現できないことが原因の一つだと思います。

 

「考える人」は偉いのか

 

思考とはこむずかしい学術的なことを眉間にしわ寄せて考えることだけではありません。

日常で困ったことがあったら自分で解決しなりません。解決するには、原因は何か、それを取り除くにはどんなことが必要か、どんな順番で解決していくか…等々を考えなければなりません。助けが必要な場合、誰かに自分が何に困っているのか、何を求めているのかを伝える必要もあります。

 

自分の中にある形にならないものを「言語化」し筋道を整えて「論理的」にあらわす力は、特別な人だけに必要なものではありませんし、ただ単に学校の成績や受験に使える便利グッズでもありません。自分の生活を守り、豊かにしていくためのものです。

 

You-学舎25年の経験を結集して

 

親世代の方々からすれば「わざわざ訓練しなくても…」と思われるかもしれませんが、世の中の便利さとは裏腹に子供たちの「思考力」「論理力」は育ちにくくなっています。親世代が子供の時と娯楽が違います。持たされている道具が違います。周りにいる大人そのものの生活スタイルや考え方が違います。

 

子供たちの未来を明るくできるような力を、子供たち自身に身につけさせたい。そんな思いで今、「思考力・論理力」コース開設に向けて準備を進めております!

思考力、論理力の授業についてはこちらをご覧ください。

【論理力・思考力】大事なことを読み取る力、伝える力、考える力を育てよう

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